鉱山労働者と住宅建設業者がFTSE 100を2に押し上げる

シダース・S、クシ・シン著

［ロイター］ - 中国の政策楽観で鉱山業者が上昇する一方、一部の水質汚染規制を廃止する英国の計画が住宅建設業者を後押しし、週末が長引いたことを受けて、輸出企業の多いFTSE100指数は火曜日に2週間ぶりの高値を記録した。

優良株指数は１．７％上昇し、国内に特化したＦＴＳＥ２５０は１．９％上昇した。 両指数ともに過去６週間で最高の日となった。

ロンドン証券取引所は月曜日、夏季休暇のため休場となった。

英国が水質汚染を抑制する目的でブレグジット後に維持してきた欧州連合の規則の一部を撤廃し、数千戸の新築住宅の建設を可能にすると発表したことを受け、住宅指数は３．９％上昇し、セクター別の上昇を主導した。

住宅建設のパーシモン、クレスト・ニコルソン、バラット・デベロップメンツは４．１─７．２％上昇した。

工業用金属鉱山業者は、消費第一位の中国が住宅市場と株式市場を支援する措置を発表したことを受けて金属価格が上昇したことを受けて、２．５％上昇した。 [メット/リットル]

Ａ・Ｊ・ベルの投資ディレクター、ラス・モールド氏は「中国政府が配布している薬が経済的課題の症状だけでなく原因に対処するものかどうかは議論の余地があるが、当面は少なくともセンチメントを回復するのに十分な効果がある」と述べた。

一方、データによると、8月の英国の小売チェーンの価格上昇はほぼ1年ぶりの低いペースであり、高インフレで打撃を受けた消費者とインフレを鎮圧しようとしているイングランド銀行にとってはさらなる救済となった。

英国の事務用品販売会社が年間調整後営業利益予想を引き上げたことを受け、ブンツルの株価は３．１％上昇した。

製薬会社のデクラ社とヒクマ社、小売りのマークス・アンド・スペンサー社と技術製品プロバイダーのディプロマ社が9月にFTSE 100に加わる予定であることが、FTSEラッセルが先週発表した示唆的な変更で明らかになった。

実際の見直しは火曜日の市場終了時点のデータを使用して実施され、確認された変更は8月30日の取引終了後に発表される予定だ。

（バンガロールにてシダース・Sとクシ・シンによる報告；シェリー・ジェイコブ・フィリップス、ソヒニ・ゴスワミ、アリソン・ウィリアムズによる編集）